※以下敬称略、50音順


秋鷲[イラストレーター]

以前からHurray!さんの作品が好きで、オリジナル映画を作っていると知った時はとても嬉しかったです。どのカットも画面の色が良くコミカルな動きから繊細な動きまで魅力的で、アイデアも面白く「Hurray!だ!」となりました。
主人公の性格や考え方、MV制作の楽しさや悩みなどが描かれており、多くのMVを作ってきた人たちだからこそ作れた映画だと感じました。
観る人の立場によって共感するキャラクターや感じ方が変わって、クリエイターにも、クリエイターに依頼をする側の方にも、普段クリエイターが作ったものを楽しんでいる方にもそれぞれに響くものがあり楽しめる作品だと思います。



有坂あこ[漫画家、イラストレーター]

全てに共感が出来すぎて胸が締め付けられました。

自分が生み出したものと向き合うのって本当に苦しいです。
答えが無くて、積み上げる度に「やっぱり自分には」と
劣等感を感じることなんて星の数ほどあります。

この作品と出会って、何者でもないただ好きで描いていた頃を思い出しました。
作る楽しさと高揚する気持ち、達成感、誰かに届いた喜びを感じる度に、
作ってよかった。やっぱり自分にはこれしかないと思ってしまいます。

モノづくりに限らず、何かに全力で取り組む
誰かの一歩を後押ししてくれるような、そんな尊さで溢れた作品です。
ああ大好きだなぁ。ありがとう!



Ixy[イラストレーター]

自分よりうまくいっていると思ってた人間が深く悩んでいたり、自分が気づいていない自分の才能をとある人からスッと指摘されたりみたいな
クリエイターあるあるが随所に散りばめられていてすごく良かったです!
これはいいのができるぞ!みたいなノリでサクサク作れたものがウケが悪かった時もやっぱり作り続けるしかないんだと妙にリアルに感じさせてくれるシーンもあり、そこが特に印象に残っています。初心を思い出して自分も今後頑張りたいと思わせてくれる作品でした。



大河内一楼[脚本家]

刺さったー! モノを創る時の苦しみとカッコ悪さと諦めきれなさともどかしさと辛さと……そんな全部が入ってる。何かを目指す人、何かを創る人にぜひみてほしい映画です!



沖田遊戯[芸人/映画YouTuber]

挑戦的なアニメーションで描かれる剥き出しの初期衝動に居てもたってもいられなくなった。 今日もどこかで頭を抱えながら苦しんでいるものづくる者たちにこの映画を送りたい――



かいりきベア[ボカロP]

エネルギー溢れるその情熱が、まるで自分のことのように伝わってきて、眩いばかりの真っ直ぐさに心奪われるひとときでした。
綺麗な映像表現の数々にも惹き込まれます。
感情の揺れ動きや、無限に広がる可能性を歩む姿は、これこそが人間が生きる意味そのもので、このために我々はこの人生を生きているのだと実感できるような、人生の美しさを思い出させてくれました。
このかつてない感覚を皆様も是非ご賞味下さいマセ。



カルロ・ゼン[作家]

いうなれば純粋故の劇薬、祝福にして呪い。眩しい、あまりにも。作り続けるのが、どれほど苦しいかに無頓着。挫折しても挑戦できてしまう無垢なエゴ。残酷なエールに『これが応援だと!?』と叫んでしまう。でも、作っていると痛いほどに分かる。誰かに届いてほしいという願い。自分は、これを作りたいという叫びだ。願った時、思わず、踏み出してしまう。その歩みで、呪いすらも祝福へ昇華されてしまう。なんというエールだ。



カンザキイオリ[アーティスト/ボカロP]

見ている最中、すごく悔しくて、喉の奥が熱くなって、今すぐ立ち上がりたい衝動に駆られました。 きっと、クリエイターであれば経験するような、喜びや、挫折感や、置いてけぼり感、でもそれでも作り続けようとする奇妙な自分。たくさんの要素が詰まった作品でした。 いつか自分が夕のように、モノづくりを諦めた時、彼方のように拾い上げてくれる誰かがいてくれたら。そう願いながら、自分も今作り上げているものを、ただただ命を込めて完成させようと、改めてこの作品を見て感じました。



サイトウユウマ[映像作家]

MVが作りたい!と映像制作にチャレンジし、一喜一憂していた記憶が甦りました。そしてその頃の気持ちを、忘れかけていた何かを思い出し、終始鼓動が速くなるのを感じました。
構図や演出はエモーショナルさを増していき、Hurray!の名を体現する素晴らしい作品でした。仕事で創作してる人、趣味でしてる人、これからしたい人、みんなに見てほしいです。



新房昭之[アニメーション監督]

初めて観るHurray!さんの作品驚かされました
ココロに沁みる映像
空、教室、海、そして
波が素敵でした
作品からもの凄い創作のエネルギーを感じました
悩むこともいいかも…ね

何回でも眼の輝きを取り戻せそうな映画ですよう〜



瀬下寛之[アニメーション監督]

そうそう。こういう斬新さがやりたくてCGやってたんだよな俺・・・って気付かされました。37年もCGやってるのに気付かされました。いい年齢になったけど、身体が動かなくなるギリギリまで続けようと思いました。ありがとうございます!



高野水登[脚本家・漫画原作者]

「今日も、星を探している」
冒頭のセリフが耳に飛び込んできた瞬間、「それだ!!!」と心が叫んでいた。
面白い物語を書くための方程式をずっと探している。AIもまだ答えを教えてくれない。きっとそんなもの無いんだろうと諦めかけている。
では、何を道標に進むのか?
ずっと言葉にできなかったけれど「星」は心にすとんと落ちた。
この物語は、創作の暗闇で苦悩するあなたを導く、星になるだろう。



たなかまさあき[アニメーションディレクター・アニメーター]

何かを作るってのは、カッコよくて 大変で辛くて苦しくって それでいて超楽しい!!
そういう瑞々しい感情を思い出させてくれる、そんな映画でした!
この映画を観た人は画面の中のキャラクターに、画面の裏側の制作者に、現実世界で出会う誰かに、そして何より自分自身にも きっとエールを送りたくなる。
だって映画からこんなにもエールをもらったんだからって。そんなことを感じさせてくれる映画でした。



天津・天津飯大郎[お笑い芸人]

何かしらモノづくりしたことがある方だけでなく
いろんなことに挑戦したことがある人なら間違いなく刺さる内容。
不器用ながら真っすぐがむしゃらに走る様と
諦めてしまった人間の心の
交差する瞬間が、痛くて痛くて愛おしい。
ラストに流れる彼方のエールで元気づけられて欲しい!
僕はめちゃくちゃ泣きました。



仲寿和[『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』プロデューサー]

イラストが映像になっていて、とても勉強になりました。
何者かになりたくて頑張る人全員の近くに中川萠美ちゃんがいてくれたら・・・と思ってしまいました。いつか、朝屋くんと中川萠美ちゃんのドラマを見てみてたいです。



夏代孝明[シンガーソングライター]

音楽制作を10年続ける中、もうここまでかもしれない、もうこれ以上は書けないと何度も筆を止め、自分には才能がない、音楽に愛されることはないと塞ぎ込む日々を繰り返し、挙げ句、自分はたまたまここにいただけの人間なんだと、卑下してしまうこともありました。
それでも、本当は誰もが
『自分が作ったもので誰かの心を動かしたい』と願っていたこと、それが創作の原点であることを思い出させてくれる、素晴らしい作品でした。
この作品を制作された全てのクリエイターの皆様に敬意を表するとともに、感謝しております。



nina[アーティスト(イラストレーター/アニメーター)]

形式に捉われない斬新なチャレンジがたくさん盛り込まれていて、アニメーション映画の更なる可能性を感じることが出来ました。
主人公・彼方の新たな世界にぶつかって挑んでいく姿、そしてこの作品がやり遂げた挑戦に背中を押される人が必ずいると思います。



なつめさんち[お絵描き夫婦YouTuber]

「モノづくり」の楽しさ、苦しさ、悲しさ、喜び…全部が詰まった「観るエナドリ」!!
ふと忘れそうになる原体験的な幸福をこれでもかってくらい注ぎ込んでくれます!
明日からもまた頑張れそうです。



Nate / ねいと[映像作家]

小学生のころ、創作をはじめたときのことを思い出せました。
ぼくも最初につくった作品がMVだったこともあり、すごく自分に重ねながら見ていました。
物語はもちろんですが、作品としての映像美、アニメーション表現の素晴らしさも悔しいほどに魅力的です。
これを見たみんなが家に帰ってまた作品づくりを始めると思うと、ぼくもいてもたってもいられません。
この映画に携わったすべての方に感謝します。



ねこぜもん[イラスト・アニメーション作家]

「どうしてあなたは何かを作りたいの?」
主人公、彼方くんが出した答えに、思わず大きく頷いてしまいました。
劇中で描かれるモノづくりの喜びや苦しみ。その描写は非常に鮮明で、痛いほど分かってしまう。
映像と音楽、登場人物の台詞ひとつひとつが胸に深く刺さって抜けそうにありません。
伝えることは難しい。限界もある。それでも一生懸命でありたい。
いつまでも忘れたくない大切な気持ちを、この映画は再確認させてくれました。



NON STYLE・井上裕介[お笑い芸人]

誰かの熱意が、どこかの熱意に繋がっていく。 小さな机の前で生まれた作品が、大きな世界を変える。 この映画を見終わった時、あなたの心はきっと走り出している。 何かを生み出す喜びと苦しみが痛い程に伝わって来て、胸が熱くなる。 まぁ、僕は漫才のネタ1本も生み出した事ないんですけどね笑



pako[イラストレーター]

生きるペースも今考えてることも皆バラバラであり、関わる人間も状況も最善が最良ではないこともある、
人と物を作ったり関わる楽しさはそういう所にもあって、多分違ってもそれはそれで楽しいのだと。
自由を形にするのは難しいと思うのですが、少年らしいけど大人になっても変わらない自由を感じれる素敵な映画でした。
画作りも2次元のような3次元のようなそんなことはどうでもよくて、見ている気持ちにあったかわいいがずっとそこにあって素敵です。かわいい。



原口沙輔[音楽家]

衝動というのは人を異様に動かす物です。
それが何かの始まりになったり、忘れてしまった人間もいるでしょう。
この作品はそれを体験といいますか、その心の動きをジェネリックで体験出来る物だという印象を受けました。
編集画面やUIの描写が細かく、会話の間が長かったり、現実をそのまま誇張したような、それが妙に人生に見覚えがあるのです。
衝動というのは長いんだなと。それだけ長い時間をかけて、面白いだけではない、
非常に辛くもありつつ美しいそれが、自分にもあった事を再認識致しました。
創作に携わる人間もそうでなくても是非これを体験いただきたい。
個人的に創作とは、世の様々な物をきっかけに、それを何かで表現しなければ気が済まず、制御の効かなくなった時の行為だと思っています。
今もコメントの規定である文字数をとっくに超えてしまいましたからね。



原恵一[映画監督]

何者かになる。多くの若者がそう思う。でも、「何者か」になれるのはほんの一握りの者だけだ。きっと「何者か」とは何か、の答えが無いからだろう。だから、あがき、悩み、自信を失う。世界は優しくないし、努力の対価は得られない。そうして、人を恨むようになり、そんな自分が嫌いになる。そして、多くの若者は挫折する。
でも、と僕は思う。人の心を動かしたり、共感してもらえるものを作る仕事は楽じゃないのが当たり前だ。だけど、自分の作ったものが人の心に届いた時の喜びは何物にも替えがたい。
だから、来いよ、と言いたい。ためらうな、人生を賭ける仕事をしよう。この映画を観て、何者かになりたい、と思った人といつか仕事で出会いたい。



藤津亮太[アニメ評論家]

ギリギリまで自分を追い込まないと見えない風景がある。でもそこはゴールじゃなくてスタートライン。心のうちに埋もれていた、この映画は、そんな「初心」の風景を浮かび上がらせる、カラフルでピュアな光を放っている。これからスタートラインに着こうという若者たちにも、今も走り続けている大人たちにもきっと刺さる。



細田守[アニメーション監督]

短編を作っている奴はたくさんいるけど、 そこから中編映画を作るチャンスを掴む奴はなかなかいない。 よくたどり着いたな! すげえぞ! 俺もそうだったな。 応援してくれる人たちの信頼を得ることができたら、次は長編映画を目指すといいよ。 楽しいぞ!



前田久【前Q】[アニメライター]

作品を作り手の現実と安易に結びつけてはならない。だが、今作の画と物語に宿る切なく爽やかな「青さ」の魅力が、私にその禁を破らせる。個人ないしは少人数で作られるアニメMVの存在が日常のものとなって久しい。そこに到る過程、ムーブメントが加速する中で夢を抱いたクリエイターたちは何を考え、どう生きて来たのか。そして今、どこへ向かおうとしているのか。その答えを、この作品から受け取ってしまいそうだ。



まだら牛[ゲームクリエイター・配信者]

ぽぷりか監督は、光のような人だ。
少年のような真っ直ぐな瞳で、嘘みたいに美しい(青臭い)理想を語り、その理想をプリズムのような映像として具現化してみせる。
そんな彼の創る映画は、きっとキラキラ眩しいに違いない。
そう思っていた僕は、スクリーンを前に圧倒された。

そこにあったのは、ただ美しいだけの理想ではない。
クリエイターの臓腑を曝け出したような苦悩が、リアルが、呪いと祈りがあった。
それなのに、やはりどこまでも真っ直ぐで、眩しくて、信じられないくらい美しかった。

『数分間のエールを』は、創ることから逃げずに「真正面」から立ち向かい続けた人にしか生み出せない作品だ。
この作品が、多くの人の心を動かす世界であることを切に願う。



水島精二(Hifumi.Inc)[アニメーション監督・音楽プロデューサー]

いつかは現れるだろうな、と、恐怖心を持ちつつも、でも期待していた
次世代のアニメーションクリエイター集団が現れた、と感じました。
M Vや短尺では既に見られていたクオリティ、センス。
ある意味虚飾を削ぎ落としたシンプルさで、それでも惹きつける映像美、物語。
1時間ちょっと、作品を楽しみつつも、若者に負けられないな……と、気が引き締まりました。
58歳の僕でもそんな気持ちにさせる、力のある作品です。
そして、EDロールを見て、ちょっと嬉しかったのは、共に仕事をして来た方々が、
この若者たちを全力サポートしていた事。ものづくりへの情熱は繋がっているな、と感じました。



森田修平[アニメーション監督・演出]

「色」と「光と影」の演出が素晴らしいです。
カット毎で考え抜かれたであろう「色」によって淡いイラストがリアリティを纏って動いている。
更にモノづくりの楽しさと苦しみを「光と影」の演出で効果的に深めている。
テーマと同じく創作愛に溢れたスタッフに感嘆しました!



ヨコオタロウ[ゲームクリエイター]

簡単に創作と発表が出来てしまうからこそ、すぐに壁が見えてしまう現代。実際に何かを作り出し、そして、作り続ける事の意味を切り取った作品です。
クリエイターを目指し、そして、実際になってしまった自分は、この映画の主たるターゲットではないのかもしれません。それでも、主人公達の迷いと願いは生々しく、気持ちに刺さりました。
観て良かったです。



四葉夕ト[『パリピ孔明』原作]

理想と現実。日々の仕事でそのギャップを感じることがあります。
2つの距離が遠ければ遠いほど理想あきらめてしまい、
いつしか人は夢を追わなくなってしまいます。
ですが、一つだけその距離を埋めるものがあります。それは初期衝動です。
『数分間のエールを』は誰しもが持つ原初の情熱を鮮明に思い出させてくれる作品です。
作中の先生の一言が結構心にグサグサきました。
あのとき情熱を思い出したい方、ぜひとも劇場まで足を運んでください!



渡邉徹明[アニメーション監督]

Hurray!さんが手掛けられたフル3DCGアニメーション映画ということで
以前から注目していた作品でした。
3DCGだからこそできる画面作りと演出、それでいて硬くない
キャラクターの表現が素晴らしかったです。
『自分が作ったモノで誰かの心を動かしたい』これは僕自身も
アニメを作り続けている一番の理由です。
富でも名声でもない、ただ誰かの心を動かせる作品を作りたい、
その一心で活動をしているからこそ響きましたし、まさに
『応援』されました。
今の時代に限らず、モノづくりをしているすべての人にブッ刺さる
素敵な映画です。